19 世紀中期、オーストリアからイタリアに伝わったヴァルブ式のトロンボーンが、F 管コントラトロンボーンに応用され、ヴァルブ式のコントラバストロンボーンが生まれました。現在《チンバッソ》と呼ばれる楽器です。それ以前、イタリアではバス・ホルンをチンバッソと呼称していました。ヴェルディやプッチーニのオペラで多く使用されます。スライドトロンボーンと違い、音の変わり目がはっきりするチンバッソはトロンボーンとテューバの中間の楽器とも言えます。またコントラバストロンボーンと指定された楽譜でも、演奏が困難なトリルや早いフレーズで書かれた曲はチンバッソが想定されていたのではないかと考えられる曲もあり、意外に出番の多い楽器です。JINBAO ではトロンボーンとテューバで培われた技術で製造されており、価格以上の楽器となっています。
■調性:F■仕上げ:ラッカー■ボア:18.5mm■ベル:268mmイエローブラス製■チューニングスライド:キュプロニッケル製■ピストン:イエローブラス製■リードパイプ:キュプロニッケル製■ケース:セミハードケース